こんな記事がありました。
「ブログの発展が一番恐い。これまでテレビや映画、新聞が差別を拡大再生産させてきたが、もっとひどいことが起きてしまうのでは」――小学館で差別表現問題に取り組み、多くの実例を集めた「改訂版 実例・差別表現」(ソフトバンククリエイティブ)を出版したジャーナリストの堀田貢得さんはそう危ぐする。
(中略)
編集者が作家に差別表現を指摘し、修正を求めると、「言葉狩り」と反発したり、「表現の自由」を盾に修正に応じない人も多い。だが堀田さんは、井上ひさしさんの発言を引いて言う。
「井上ひさしさんは『表現の自由はあくまで、権力に対する表現の自由。弱者に対しては、担保されていない』と指摘した。差別は人間を不幸にする。表現者は、差別とそれによる不幸を認識し、言葉による痛みを和らげる配慮を持つべきだ」
本当に心に銘じたいものです。
実際に私も差別表現についてはかなり気を使っています。
仕事場でも当然それは気を使いますし、編集サイドやクライアントから「何故ダメなんだ」と怒りを買うこともあります。結果としてそれはプロとしては基本的にこちらも呑むわけにはいかないので、「分かってもらうように努力」しつつ訂正をお願いしますが・・・。
私が「差別用語」の拠り所として使っているのが「共同通信 記者ハンドブック」です。朝日新聞社などからも同じような内容で出ていますので、興味がある方はご覧いただくとして、その中でも
>ただ言い換えればいいというわけではなく、言われた側の人間の気持ちを考慮できることが重要である
というようなことが書かれております。
(共同通信の新刊)
※新刊が3月に出ていることを初めて知った・・・;;;
はよう買わないと。
実際問題、先月末にもとあるテーマパーク的な居酒屋さんの広告で「精神病患者」というくだりが出てきて、ちょっとさすがに相談をしたのですが、クライアントと編集と印刷所の関係で間に合わなくてそのまま行ってしまいましたが、場合によっては今頃もめているんじゃないのかって思うんですけどね・・・。
で、私としては何にしろ「差別表現」を「言葉狩り」とはあまり捉えていなくて、寧ろその言葉がどんどん雪だるまが大きくなっていくように特にネット社会だと輻輳してより強力に相手にダメージを与えかねないと思っています。なので、絶対的に使うことをさけています。
まぁ、そういうのを「暴言」とか「言いたい放題」とか「放談」とか書いた上で書いているブロガーの方もお見受けするわけですが、個人的には「良くないよね」って思ってみています。
これからもその姿勢は変わらないと思います。
ということで、この2冊、早めに買おうっと。